今年度のインターンシップ「実習」の履修登録者は28名で、春学期期間中に開講された5回の集中講義(ガイダンス)を受講し、19名が夏休み期間中にインターンシップに参加した。経済学部提携企業では、新規の企業1社を含めインターンシップ受入れ枠は合計17枠あったが、参加日程の調整ができず、提携先企業への派遣は10社16名となった。一方、履修学生がWEB等で自ら探しエントリーした企業は20数社におよび、20社6名)、それぞれの関係先の方々には多くのご協力とご指導をいただきました。提携企業に参加できなかった学生だけでなく、提携企業でインターンシップに参加した多くの学生も自己エントリーで様々な企業でインターンシップに参加していた。
2年次秋学期に「インターンシップ(講義)」を履修した358名と、春学期「インターンシップ(講義)」履修中の157名、合計515名とインターンシップ(講義)の履修者数は、前年比約5割増しと大幅な増加となった。経団連の2018年10月9日の「2021年度以降に入社する学生を対象とした採用選考に関する指針を策定しない」という発表を契機に、様々な分野で論議された就活スケジュールに関する報道が、学生の間に就活に関する不安感を増大させたことではないかと考えられる。
インターンシップそのものの位置づけが、就業体験を目的としたものから企業の採用の前段階、第一段階へと変化しつつあり、それに伴って学生の意識も同様に変化し、仕事そのものを知ることを目的としていたインターンシップが、会社・業界を知る機会、就職活動の前段階へと変化し、「講義」という位置づけではなくなっているのではないかと考えられる。
このような傾向の中で、インターンシップ参加者の報告を聞く限り、インターンシップへの参加は次の就職活動への大きなステップとなっており、参加意義は以前同様に価値あるものといえるでしょう。